元テレビ東京アナウンサーで、現在はフリーとして多方面で活躍する森香澄さん。
知的でかわいらしい印象が強いですよね。
彼女の大学時代は、将来のキャリアに向けた多彩な経験と挑戦の連続でした。
今回は、森香澄さんが通っていた東京女子大学での学びや、テニスサークルに所属していた“大学生らしい一面”、そしてアナウンサーになるための下積みエピソードまで、大学時代の素顔を詳しく見ていきましょう。
森香澄は浪人を経て東京女子大学へ進学

森香澄さんは、1年間の浪人期間を経て、東京都杉並区にある東京女子大学・現代教養学部人間科学科を卒業しています。
高校卒業後は、実は音楽大学への進学も考えていたそう。
でも最終的には、「将来の仕事の幅を狭めたくない」という理由から、幅広く教養が学べる女子大を選んだんだとか。
この選択が、のちにアナウンサーというお仕事に興味を持つきっかけにもなったそうです。
音大進学も考えたが「仕事の幅を狭めたくない」と入った女子大でアナウンサーに憧れた。
出典:スポーツ報知
また、浪人を経験したことについて、森香澄さんは後にこう語っています。
1浪して東京女子大学に入学してからは、浪人したことで、周りより遅れているっていう焦りみたいなものがきっとあって。
出典:with online
その焦りを原動力に変えて、大学生活では学業もキャリア形成も全力で向き合っていたのかもしれません。
在籍していた現代教養学部人間科学科では、心理学・社会学・文化人類学などの学問を通して、人間の行動や心の働きについて多角的に学習。
こうした学問的な土台が、アナウンサーとしての“人を理解する力”や“伝える力”が自然と身についていったのではないでしょうか。
森香澄さんのインタビューや番組出演を見ていると、人の心に寄り添った言葉選びや、自然なリアクションのうまさが目を引きますよね。
それらはこの大学時代の学びがあってこそ育まれたものなのかもしれませんね。
浪人という遠回りを経たからこそ、森香澄さんの芯の強さと努力を惜しまない姿勢がより際立っているように感じます。
大学1年生の夏・語学研修でカリフォルニアへ

大学1年生の夏、森香澄さんはアメリカ・カリフォルニア州での語学研修に参加しました。
たった1か月とはいえ、海外の見知らぬ土地で生活するというのは、当時の森香澄さんにとって大きな挑戦。
それまで実家からは出たことがなく、海外にも行ったことがなかったんです。大学の制度を利用して、カリフォルニアに数ヶ月ホームステイをさせてもらいました。
出典:with online
初めて親元を離れ、自分ひとりで異国の地に飛び込むという経験は、間違いなく人生の転機。
森香澄さんは当時のことを、こんなふうに振り返っています。
月並みな言い方ですが、『自分が思っているより、世界って広いんだな』と、一気に視界が開けた感覚がありました
出典:with online
言葉の壁も、文化の違いも、不安だったこともたくさんあったはず。
でも、それ以上に得られたものが大きかったといいます。
英語はあまり話せませんでしたが、私がなんとか頑張ろうとすると周りの皆さんもその空気を感じてくれて、なんとか通じるものなんですよね。恥ずかしがらずに表現することの大切さ、“自分は意外とどこでも生きていける”ということにも気づかされました。
出典:テレ東
この経験を通して、森香澄さんは語学力だけでなく、異文化を受け入れる柔軟さや挑戦する姿勢、そしてアナウンサーとしての度胸をしっかりと育んだのだそうです。
その大学時代にアメリカに留学したことで、アナウンサーの基盤となる“度胸”も身についたのだそう。
出典:with online
はじめは不安だった海外生活も、チャレンジしてみたからこそ得られた気づきがたくさんある――
小さな勇気が、自分を大きく変えるって、本当にあるんですね。
ちなみに森香澄さんは、アナウンサーという職業柄や知的な雰囲気から「英語話せそう!」と言われることが多いそうですが…
「いや、全く!しゃべれないです」
出典:デイリー
そんなちょっと意外なギャップも、森香澄さんの飾らない魅力のひとつですよね。
大学2年から本格始動!アナウンサーへの第一歩

将来について考える中で、「自分に向いている仕事ってなんだろう?」と模索していたという大学時代。
そんな中で森香澄さんが出会ったのが、“アナウンサー”というお仕事でした。
テレビっ子だった学生時代、アナウンサーという夢が芽生える
小さい頃からテレビが大好きで、いわゆる“テレビっ子”だったという森香澄さん。
日常的にいろいろな番組を観る中で、自然とアナウンサーの仕事に魅力を感じるようになっていったそうです。
元々エンタメがすごく好きで、ものすごくテレビっ子だったんです。子供の頃から毎日いろんな番組を観る中で“アナウンサーさんのお仕事って素敵だな”って思うようになって。
出典:Voce
そんな森香澄さんが大学生の頃に体験したのが、学生レポーターとしての出演。
番組内で新作や話題の人物を紹介するお仕事を通じて、「人に何かを伝える楽しさ」にどんどん惹かれていったといいます。
プライベートでも何か新しくいいものを見つけたり、わくわくすることを周りの人に共有するのが好きな性格なんです。アナウンサーはそれを一番に叶えられる仕事だと思えて、目指すようになりました
出典:Voce
自分の「好き」や「得意」を、しっかり“職業”として結びつけられた大学時代。
そこから、森香澄さんの本格的なキャリア準備が始まっていきます。
大学2年から芸能活動スタート!スプラウト所属で本格始動
森香澄さんは大学在学中から、アナウンサーとしての未来を見据えて、実践的なスキル習得にも力を入れていました。
特に、芸能プロダクション「スプラウト」への所属は、アナウンサーとしての土台を築くうえで大きな転機に。

女子大生を中心に構成されるこのプロダクションで、森香澄さんは実際のメディアの現場に携わる経験を重ねていきました。
具体的には、こんな活動に取り組んでいたそうです。
- テレビ番組のナレーション業務
- ラジオ番組『gee up sprout』でのパーソナリティ経験
- アナウンススクールに通い、発声や表情のトレーニングを実践
こうした環境で実際に「話す」「伝える」「伝わる」という経験を重ねることで、現場での度胸やリズム感、言葉選びのセンスが磨かれていったのでしょう。
この頃からすでに、“将来を見据えたキャリア形成”をしっかり意識していた森香澄さん。
ただ夢を見るだけでなく、行動に移していくところが、なんとも彼女らしいですよね。
自分の「やってみたい」を、ちゃんと「やってみる」に変えていく――
その姿勢が、森香澄さんの魅力の原点なのかもしれません。
学業と両立しながら、自分らしく過ごした大学生活

アナウンサーという目標に向かって着実に準備を進める一方で、森香澄さんは“普通の大学生”としての生活も思いきり楽しんでいました。
学業、芸能活動、アルバイトにサークル活動まで。
ひとつひとつの経験に全力で向き合いながら、大学生活を自分らしく満喫していた様子が伝わってきます。
サークルは1ヶ月でリタイア!そこから得た気づきとは?
大学入学後すぐにテニスサークルに入ったという森香澄さん。
実はその活動、わずか1ヶ月で辞めてしまったのだそうです。
週に何度も同じメンバーと会って、「もっと仲良くなろう!」と言われても、あまり視野が広がらないような気がしたというか…。あまり刺激的ではない気がしたんです。
出典:with online
“仲良くなるための空間”よりも、“もっと新しい刺激に出会いたい”という思いが強かった森香澄さんにとって、固定的なサークル活動は少し物足りなかったのかもしれません。
とはいえ、サークルに入ってみたからこそ「これは違うな」と気づけたこともあり、今ではポジティブな経験として受け止めているとのこと。
一回入ってみて、「これは続けなくてもいいや」と思いましたが、最初から一つもサークルに入らずにバイトばかりしていたら、あとになって後悔したかもしれない。
出典:with online
また、バラエティ番組では当時のテニサー時代の話題も登場。
「テニサーで、100人規模のLINEグループに入っていた」と明かし、
アウンサーって3月31日まで学生で4月1日に急にテレビに出るわけじゃないですか。だから私、3月31日に今まで関わってきたけどこれから関わらないだろうなって人は全員ブロックしたんですよ。
出典:スポニチ
そんなエピソードからも、切り替え上手でサバサバした一面が垣間見えますよね。
多彩なアルバイト経験で社会性を磨く
森香澄さんは大学時代、週7でバイトを掛け持ちしていたというから驚きです。
ファミレス、イタリアンレストラン、唐揚げ屋さん、スーパーの試食販売まで。
働いた先は本当にさまざまで、目標は“お金を貯めて旅行に行くこと”だったそう。
中でも、4年間続けたファミレス「Cocos」でのバイトは特別な存在。
大学生や専門学校生、美大生など、バックグラウンドが全く違う同世代が10人以上いて、私の中ではCocosの方がサークルのような感覚でした。
出典:with online
厨房でスイーツを作ったり、忙しい日は一日中動き回ったりと、本気で仕事に向き合っていた日々がありました。
今でもふと「もう一度働きたいな」と思うほど、思い出深い時間だったそうです。
また、唐揚げ屋さんのバイトは、なんと就職活動でも話題に!
どれだけ唐揚げが好きかっていうことを1分間くらい語り続けるフリートークとかやったので、意外と切り口によっては生きるなって思いました
出典:日テレNEWS
何気ない経験でも、視点を変えれば立派な自己PRになる――
そんなことを体現してくれるエピソードですよね。
ゼミ・授業での学びも、今の仕事にしっかり活きている
大学では「英語教育ゼミ」に所属し、教員免許の取得を目指していた森香澄さん。
ただ、アナウンス試験と教育実習の時期がかぶってしまい、残念ながら免許は取得できなかったのだそうです。
それでも、「伝えること」をテーマに学んだゼミでの経験は、今の仕事にも確実に活きていると語っています。
アナウンサーになってから、意外と大学のときの勉強が役に立ってると思うことは、何度かありました。
出典:with online
当時は「これって何の役に立つんだろう?」と思いながら勉強していたことが、後になってつながる――。
そんな経験から、「大学って、“あとから効いてくる”ことがたくさんある場所なんだ」と感じているそうです。
韓国語もその一例で、必修でなんとなく選んだ第二外国語でしたが、卒業後に韓国に興味を持ったとき、基礎があったことで学び直しがしやすかったと話しています。
「大学の4年間は、いちばん自分が大きく変化した時期だった」と語る森香澄さん。
合う・合わないを“やってみて知る”ことも、大学生活だからこそできること。
森香澄さんの学生生活は、そんな気づきが詰まった、かけがえのない時間だったようです。
まとめ
東京女子大学での4年間、森香澄さんは「学び・挑戦・遊び・働く」すべてに前向きに取り組んできました。
- 短期の語学研修で異文化に触れ、視野を広げた
- テニスサークルに入ってみて「合わない」と気づいた
- バイトを週7で掛け持ちしながら、社会性や体力、コミュニケーション力を磨いた
- ゼミで“どう伝えるか”を学び、その後の仕事に活かされている
- スプラウトでの活動を通じて夢を見つけ、アナウンサーを目指した
どれも“最初から完璧な道”だったわけではなく、やってみて気づいたり、途中で方向転換したりしながら、自分らしい道を選んできたのが印象的です。
何でもトライできる大学生活という時間の中で、森香澄さんは「自分を知ること」「可能性を試すこと」の大切さを体感していたのかもしれません。
これからも、森香澄さんのさらなる飛躍に注目していきたいですね!
それでは、ありがとうございました!
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